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木材はなぜ狂う
建築材として木材(無垢材)を使う場合に最も懸念されるのが木材の狂いです。この狂いの原因としては二つあります。
この二つの原因はともに木材がまだ立木の時生きていくために必要なことに起因します。
そのひとつは、木材が水分を含んでいるということです。光合成、栄養物の運搬のためにも必要です。
乾燥することによってこの水分が抜け始めると木材の収縮が始まり、芯より遠いところでは芯より近い部分より乾燥しやすいので、板になった場合樹皮に遠い方が内側より収縮し、反りとなって現れます。
もうひとつの原因は、立木の時に重力に逆らいより光を浴びようとした力です。その木材の内側にある力が製材した時にバランスが崩れ反ったり・ねじれたりという現象になって出てきます。
この二つの現象が絡み合って木材の狂いが生じるわけです。