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木材の乾燥法
無垢の木材を使っていく上で最も大切のことは乾燥です。
いくら木目がよくいい木材だとしても、乾燥していない生材だと建築には使えません。
昔は、2〜3年懸けて木材の乾燥具合を見ながら家を建てていました。
しかし、現代建築では乾燥に長い時間を割くことはあまりできなくなりました。
木材の乾燥には、天然乾燥と人工乾燥があり天然乾燥は伐採後に山で、丸太のまま乾燥させる方法と、製材後に乾燥させる方法があります。
人工乾燥は樹種や用途に合わせて温度・湿度を調節でき、天然乾燥より短期間で含水率を低く抑えることができます。
しかし、その分木材へのストレスが高く、時間とともに出てくる木材特有の色や艶はあまり望めません。
現在では、時と場合に合わせて天然乾燥と人工乾燥を上手く組み合わるのが主流です。